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2011年02月11日

雲取山へ(2011.2.5-6)その2

(その1はコチラ

夜半を過ぎた頃からにわかに風が強くなってきた。
シャングリラ1はペグ+石で固定したから、よほどの強風で無い限り
飛ばされる心配はしていなかったが、フロアレスである故に隙間風が身体に堪える。

「さ、寒い・・・」

雲取山へ(2011.2.5-6)その2
寝具はナンガ:ナノバック300DXにハイカーズデポ:トップキルトを重ねたもの。
それにダウンインナーJKT+パンツ、象足、ウールグローブにバラクラバと
完全装備で固めていたにもかかわらず、だ。

スペック的には十分以上の装備だったが、体感温度は人によって違うもの。
それに風が直に身体へ当たることの影響を、イヤというほど思い知った一晩だった。
雨具のJKTを上半身にかけ、寝袋内で丸まって何とか耐えることが出来た。
1~2時間で強風は止み、うつらうつらしながらも3時20分には起床となった。

雲取山へ(2011.2.5-6)その2
夜明け前の気温はシェルター内で-7℃、外気温は-8℃とこの時期にしては暖かいほう。
冷えた身体を暖めたくて、湯を沸かして粉末ミルクティーをすする。


雲取山へ(2011.2.5-6)その2
トランギアの青白い炎を見ていると、心が和んできます。


雲取山へ(2011.2.5-6)その2雲取山へ(2011.2.5-6)その2
一晩経った幕の状態をチェック。
強風にさらされた割にはまずまずの張り具合といえようか。


雲取山へ(2011.2.5-6)その2
夜明け前の暗いうちから歩き出す。
歩き始めはさすがに寒かったのでダウンJKTを着たまま。
ヘッドランプの灯りを頼りに、雲取山頂経由で石尾根に向かいます。


雲取山へ(2011.2.5-6)その2
時間は5:45、まだ誰もいない雲取山頂は風も無く穏やかな様相。


雲取山へ(2011.2.5-6)その2
山頂避難小屋を横目に歩き出す。
山頂で夜明けを待ってもよかったのだが、この日は歩きながら夜明けを迎えたかった。
「歩いてこそのハイカーである」、そんな思いがあったのかもしれない。
・・・夜明けまでじっと待っているのが寒かっただけなのだが。。


雲取山へ(2011.2.5-6)その2
小雲取を過ぎた辺りで夜明けを迎えると、木々の間からの陽射しが優しくて暖かい。
この写真を撮った直後、崖下で「ガサガサッ」という物音がした。

「すわ、山中忍びかっ!」読んでいる小説の影響でそんなことを思い浮かべるが、
実際は4頭の鹿がすぐ下の斜面を走り去っていく物音だった。
1~2頭の鹿は何度も見たことはあるが、4頭まとめて走っていく姿を見たのはこれが初めて。


雲取山へ(2011.2.5-6)その2
奥多摩小屋前のベンチで休憩し朝食を摂る。
ケロッグのフルーツグラノーラにM&M'Sチョコを混ぜたもの。
フルーツグラノーラはケロッグのが一番好みに合っているなぁ。


雲取山へ(2011.2.5-6)その2
奥多摩小屋テント場にはシェルター泊の方も。


雲取山へ(2011.2.5-6)その2
雲取山へ(2011.2.5-6)その2
霞の向こうに顔を出した富士山を横目に見ながら、ブナ坂に到着。
ここまですれ違うハイカーは殆どおらず、石尾根にしては珍しく静かな下山だった。


雲取山へ(2011.2.5-6)その2
ブナ坂を過ぎてしまえば雪はなくなるので、歩みを速めて鴨沢バス停を目指します。


雲取山へ(2011.2.5-6)その2
無事の下山を記念しての自分撮り。
スタートから4時間40分で小袖乗越に到着、膝に爆弾を抱えるワタクシにしては早い下山かも。


雲取山へ(2011.2.5-6)その2雲取山へ(2011.2.5-6)その2
鴨沢バス停に帰還、時間は10:25。
次のバスまで30分程度待つ間、残りのフルーツグラノーラと水を流し込む。

奥多摩駅前の「こうらく」で肉天定食とおビアのランチを楽しむという選択肢もあったが、
肉天は次回の楽しみにとっておくことにして、さっさと帰宅することにしましたとさ。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

雲取山荘5:20~雲取山頂5:45~奥多摩小屋6:30・6:50~ブナ坂7:10~
七ツ石小屋7:40~堂所8:30~小袖乗越10:00~鴨沢バス停10:25



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Posted by ようよう at 12:08│Comments(12)
この記事へのコメント
なんとずいぶん早い歩き出しで
これは石尾根を奥多摩駅までか?
と思わせながら鴨沢にサラリと下山ですか・・・

シャン1ですが私は頭側は頂点の角度が
90度になるように設営していますね~
ペグは先日説明したループに挿して低空張ですね

確かに風はによって奪われる熱が一番問題ですね
鳳凰では開けておいた吹流しからの冷気の風が当たる場所のみ
寒かったですからね~
シャン1の隙間で頭から足元で横風喰らったらそりゃ寒いでしょう・・・

お疲れ様でした~
ところでミラー越しに見えるマカ2は奥様のでは・・・
Posted by samantha802samantha802 at 2011年02月11日 20:51
そっちは風吹きましたか。
大菩薩手前のフルコンバは無風でした。
隙間風ですか。
僕もsamantha802さんと同じく
シェルターに短いループを付けてます。
あとはストックの長さで隙間調整ですかね。
でも背が高いとそこまで低くはれないですよね・・・

そうだ、ようようさん、あれですよ。シャン1のフロアー買いましょうよ。
あれバスタブ式なので隙間風も大丈夫ですよ、多分。
たしかロドマンさんが持ってたような・・・
あれブログで書いてる人見た事ないので
人柱&レポ、お願いいたします。
Posted by jackie at 2011年02月12日 19:52
>samantha802さん

1日目にマメとふくらはぎ痛を発症していたので、
下山に時間がかかることも想定して早めの出発でした。
2年間履いた靴とインソールで、初マメを作ってしまいましたよ。

隙間風も身体が冷えた要因ですが、寝袋の使い方にも問題があったかも。
トップキルトを上に掛けているのですが、アゴまでずり上げても
寝ているうちに肩口が出てきてしまうんですよ。
身長的に肩口までカバーしきれていないんでしょうか・・・。

ちなみにマカ2は奥様との「共用」なので、私が使っても全く問題は無い、
はずなのであります。。
Posted by ようよう at 2011年02月12日 22:58
>jackieさん

今回は高さと広さの居住性UPがテーマだったので、
底辺の隙間からの風は想定範囲内でした。
ちょっと寝袋との相性に問題があったかもしれませんが。

昨年11月のときは隙間を極力無くす張り方をしましたが、
その時はさすがに室内が狭かったですねぇ。
シェルターなんで居住性を犠牲にする諦めは必要かもしれませんね。

タイベックスが雪だと張り付くという話を聞いていたので、
トレックライズ1のグラウンドシート(200グラム)を持参しました。
が、シャン1の床(198グラム)とほぼ同重量だったんですよね・・・。
何だか悲しくなってしまいました、気がついたときは。。
Posted by ようよう at 2011年02月12日 23:06
こんばんは!
お久しぶりでございます
一気に読ませていただきました~

この季節・・・フロアレスでのお泊りなんて・・・
ひぃぃぃ
・・・でもちょっとやってみたい

天気が良くてよかったですね!
朝焼け&春霞の富士山綺麗♪

そうめんってお湯で戻るんですね~
これはお湯だけ調理のうちらには朗報です
ぜひやってみたいです
Posted by こむ at 2011年02月13日 18:47
>こむさん

ども!お久しぶりです~。

いつもとあまり変わらない装備でシェルター泊しましたが、
勉強になることも多々あり、やってよかった!と思いました。
身体をもって体験するのが一番ですから、ねw

素麺の湯戻しですが、確かに戻すことは出来ます。
ただし通常なら茹でた後に水洗いするところですが、
湯戻しだとその行程を省略する関係上、若干味にクセがあります。
「もっさり」感が口の中に残ることは否めないですねぇ。
Posted by ようようようよう at 2011年02月13日 23:18
やっぱり山の上で迎える夜明けはいいですね~。
山は泊りに限る、と改めて思わされてしまいました。
奥多摩小屋のテン場もなかなかロケーションよさそうですね。
この三連休は思わぬ体調不良のため出撃できませんでしたが、
近いうちに必ずやと心に誓っております。

肉天&ビアは奥多摩を歩く日が重なった時にでも
ぜひご一緒しましょう。
Posted by 酔いどれ係長 at 2011年02月14日 12:09
>酔いどれ係長さん

私もテント泊の夜明けは大好きなのです。
夜はなかなか寝付けない性質なので、朝が来るとホッとしています。

奥多摩小屋テント場、ロケーションだけなら
雲取山荘テント場よりもずっとオススメですよ~。
ただ見た目ほど張れるスペースが大きくはないので、
早めに来て設営し、空身で雲取山頂を目指すのも手かもしれません。

次回の「こうらく」では、肉天以外で酔いどれるのも悪くないですね~。
Posted by ようようようよう at 2011年02月14日 12:56
こんばんわ!(-´▽`-)
今更コメントですみませぬ(;´Д`)

あぁ…トップキルトはワンサイズしかないから、ようようさんのように長身の方だと短いのですね…
そもそも僕らでちょうどいいくらいなので、無理もないかも('A`)
肩口からの冷気の侵入は厳しいですね。
もう少し気温が下がるような所に行く場合は、やはり全体を覆えるシュラフカバーなんぞあると便利かもしれませんね。
Posted by みさわ at 2011年02月16日 19:16
>みさわさん

どもども。
消息が判明してなによりですw

そうなんです、薄々は気づいていたのですが、
やはり少々短いのではないか、と。
全体的に見れば暖かくても肩だけはいつも寒くて、
それにより「寒い」という印象が身体に染込んでしまったような感じです。

まぁ色々と工夫してみようかなぁ・・・と思っている
今日この頃でございます。
Posted by ようようようよう at 2011年02月17日 15:27
雪山ではないのですが、
先日、軽井沢で初めての雪上キャンプしてきました。
フロアレスのツインシスターズで。
ツインシスターズはスカートがあるから、
すきま風はまったく入ってこなかったです。
となりで、シャン3を張ってる女子がふたりいまいたが、
そのコたちは隙間を雪で埋めていたようで、
すきま風は入ってこなかったみたいですよー。
Posted by YUKA at 2011年02月18日 15:07
>YUKAさん

シャン1で泊まった後、思わずツインシスターズを検索してしまいました。
スカートがあれば暖かいんじゃないかな・・・と淡い期待を込めて。
やはり隙間風対策には有効のようですね。

私も雪で埋めたかったのですが、いかんせん雪が少なく・・・。
仕方ないので諦めて隙間風に打たれて過ごしておりましたw
Posted by ようようようよう at 2011年02月18日 17:19
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